③原価割れしても売りたい飲食店【失敗するお店の立て直し・飲食店経営の行き詰まり】

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このブログは、個人事業主の方・中小企業経営者に向けて発信しております。


現在、経営状態について悩みのある方、ない方に関わらず、今後の方向性のヒントにしていただければ幸いです。


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こんにちわ。キズカス カンパニーの加藤です。


今日は・・・

『③原価割れしてもメニュー売りたい飲食店』

と題してお送りいたします。


先日、昨年作成した資料を

色々と整理している中で、

札幌の飲食店さんから

ご相談いただいたものが

あったんです。



その相談は、ちょうど一年前でした。



今まで、水産会社直営で

やっていた飲食店を

そこで働いていた方が

社長として引き継いだという

経緯だったんです。



そのお店では・・・

活いかの刺身が“980円”

ということでした。


都内の方だったら

お安く感じますよね!



しかし、これ・・・

“原価割れのメニュー”


だったんです。



私はこれに対して・・・

“No”

の判断をしました。



その理由は・・・


■今までは水産会社直営だから安く仕入れることができても
今後は中間マージン(手数料=原価アップ)がかかってくる。

■他のメニューで、原価割れした利益分を、
他のメニューの値段を高くして取り戻そうとしていた。

■今後、目玉商品に育てた場合、
売れば売るほど“利益を削る経営体質”になってしまう。




このアドバイスのみしたが、

昨日、こちらのホームページを

見てみましたら・・・


“只今、1500円で提供しています”

仕入により変動あり



となっていました。



最初のアドバイスのみで

お付き合いはありませんでしたが

この表示を見て・・・

“あ~良かった~”

とホッとしました。



いきなり、私から・・・

“No”

とアドバイスされたため、

経営者さんは拒絶されていましたが、

何年も先の経営を考えたら、

“原価割れ経営”をされなくて

本当に良かったと思っています。



経営者さんがやりたいことを

サポートするのが私の仕事ですが、

上記の場合、経営母体が移行した

ばかりでしたので、まずは・・・

経営を固めてから、次のステップとして

“お客様に喜ばれるメニューづくり”


の流れでも、良いと思い

“Noのアドバイス”が

必要だと考えました。



お店の立て直しでは・・・


身銭を切り続けるのではなく、
利益率を上げる方法を考える


ことも大切なことの一つです。



経営に行き詰まりを感じている皆様。



安売りするだけでなく、

しっかりと利益が出る経営を

逆からかんがえてみてくださいね!



その後も経営が続いていて

本当に良かったです・・・





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