


今日は「適正価格は、お客様とお店との信頼関係が合致したら決められる①」と題してお送りいたします。
20年・30年前くらいまでは、市場での商品価格を比較する場合。。。
“当時ラーメン1杯 50円 初任給が1万3千円の時代 自動車が70万円でした”(*1961年と比較)など。。。
商品価格が安定していた時代でした。
私達の比較対象が、単一化していたので、ニュースでも表現しやすかったと思います。
しかし、周知のとおり、ネット環境の普及により大きく様変わりしました。
欲しい商品があれば、ネットで“価格の相場”をすぐに確認することができます。
今、お店でつけられている値段を見て「え?これで100円なの?」と驚く場合もあれば。。。
「4000万円の車。ありえない~」
なんて思う場合もあります。
価格(売価)とは。。。
その時代、時代の需要と供給のバランスを考えてつけられています。
当たり前すぎますね。。。
価格が高すぎては売れない。しかし安くしてしまっては、利益が出ず、会社は倒産します。
辞書で適正価格と調べてみると。。。
「原価・利潤などを考慮に入れて、経済価値に対して適当と思われる価格」
と出てきます。
これを消費者側の目線で考えてみると。。。
「人それぞれのお金に対する価値観によって価値基準が変わる(違う)」
といえるのではないでしょうか?
100円でも高いと感じるものがあれば、
100円で十分満足感を味わえるものもあります。
ここで極端な例をお話しましょう!
もし“ベンツ”と言う車があるお店の店頭に 100円 で販売されていたとします。
もしそうだったらこう感じたりしませんか?
「このベンツ何かいわく付き?」「どうせ走らないんでしょ?」
もし綺麗なショールームの中に、ピッカピカの状態で展示されているベンツについている値段が。。。
「2,500万円」
と書かれていたら。。。
「やっぱりそのくらいするよな!だってベンツだもん」
のように思われるのではないでしょうか?
走行補償付き。しかも車検もまるまる2年付き。
それが、ナント。。。“100円”
それでも多くの方が。。。
「でも維持費とか修理代がかかるでしょ?」
と次、次、疑念がわいてくるはずです。
なぜそう思うのか?
そこには。。。
「お店とお客様の間に信頼関係が生まれていない価格設定」
だからだと思います。
この100円ベンツ。
意を決して、お店の人に声をかけれるお客様が現れない限り、しばらくは売れないと思います。
では、その信頼関係って。。。
次回に続きます(笑)
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